ウェス・アンダーソン監督の初期作。
彼の独特な世界観は、たいして好きではありません。
その上での鑑賞ですが、まずまずでした。
とりあえずビル・マーレイが愛おしい。
蜂から始まるあの2人の怒濤のせめぎ合いがとにかく面白かった。
ちゃんと仲直りするのが微笑ましいね。
最近のでいうと「スウィート17モンスター」に似た展開だったな。ティーンが一人でもがき続けていく感じとか、自分の監督作をきっかけに素敵な出会いで締めるとか。
彼の作品ってキャスト全員がシュールでどこか抜けてるイメージがあるから、あのヒロインだけ常にしっかり者で何もボケるところがなく逆に浮いて見えた。
個人的には、「ターミナル」で「アポ」の清掃員を演じているじいちゃんが、ちょい役だけど出演してたのが嬉しかったです。