Carroll

バットマンのCarrollのレビュー・感想・評価

バットマン(1989年製作の映画)
3.5
ティムバートン版バットマンシリーズ一作目。悪の蔓延るゴッサムシティに狂った悪人ジョーカーが現れた!助けてバットマン!な作品。

バットマンシリーズに初めて触れる人がこの作品を手に取ることは今の時代はまずないかもしれません、出来のいいリブート作品がありますから。それでもこれを最初に見る奇特な人にとってこれは非常に不親切な作品に映ってしまうかも。

ストーリーは追えるものの、全然中身が入ってこない。それぞれのキャラクターの背景が薄く、ブルースウェインがなぜバットマンをしているのか。なぜジャックが急にジョーカーになるのかが全然わからない。ピンチに急に出てくるバットウィング。急にチープさ丸出しの模型が使われたりと突っ込みどころ満載。
でもいいんです。ジャックニコルソン演じるジョーカーは最高だし、バットモービルはかっこいいし、ゴッサムシティの退廃的な雰囲気が素敵だから。

この映画はバットマンというよりジョーカーが主役の映画。かなりイカしてます。ジャックニコルソン好きなら必見。そうでなくてもあの演技を見るだけでも価値あります。
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