前作を観てとても良かったので期待値を更に上げて劇場公開時に挑みました。しかも試写会含めて3回鑑賞。
草薙素子(少佐)が去った後の九課。荒巻やバトーの台詞がまるで押井守監督が憑依して居るかの様な哲学的な考え方。特に竹中直人氏演じるキムとバトーの台詞の応酬は難解で理解を超えたシーンでした。押井監督の好きなハンス・ベルメールを思わせる球体関節人形を多用したのも面白かったです。前作『GHOST IN THE 〜』に比べると映像技術は神レベルでしたが全体的にダークトーンで重厚な雰囲気。脚本は前作の伊藤和典氏の方が判り易いかったかと。
アニメーションおいてハードボイルドやダンディズムの極致を描いて居る感じが濃厚でした。