このレビューはネタバレを含みます
ドゥニ・ヴェルヌーヴ監督のデューンの世界は細部まで一貫した美学が貫かれて震撼する。地の這う様な重低音のハンス・ジマーの楽曲。死体から水を抜くシーンやベネ・ゲセリットの面々が好き。砂虫は前作みたいな神聖さが薄れたのが残念。妹のアリアはリンチ版の幼女の方が好みでした。
ベネ・ゲセリットはシャーロット・ランプリングはじめ、レベッカ・ファーガソン、レア・セドゥ、フローレンス・ピューなど豪華さ極まれり。ランプリング様は勿論ですが、レアのミステリアスさは格別。
其れと水墨画の様な黒い花火はドゥニ・ヴェルヌーヴ監督映画の『メッセージ』を思い出させました。