困ったちゃん

動くな、死ね、甦れ!の困ったちゃんのレビュー・感想・評価

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)
4.5
「ひとりで生きる」を鑑賞したけれど、いまいち理解が及ばず調べたところ本作の存在を知ることに。

ロシアの寂れた炭鉱町で暮らす12歳の少年ワレルカと少女ガリーヤの逞しく生きる姿。手法はどうあれ生きるために知恵を絞らざるを得ない環境、大人の汚い部分を見なければならない環境は、良くも悪くも大人になるのを早めてしまう。とどめとしか言えないラストは大人の自分でも絶句…

汚く描かれた逞しい子どもたち、潜入した汽車で移動するところは「タシケントはパンの町」を彷彿とさせたけれど、本作の少年少女たちに希望はあるのか。さぁ続編を観直そう。
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