yunumata

フライド・グリーン・トマトのyunumataのレビュー・感想・評価

5.0
アレッ、と思ったら、おばあちゃん役がマイ・ベスト・洋画である『ドライビング Miss デイジー』のジェシカ・タンディだった。それだけでツボなのに、もう……もうルース×イジー最高か……特にイジー(メアリー・スチュアート・マスターソン)が素敵すぎる! ハアッ! かっこよすぎ!! 時々目のやり場に困ってしまうくらいのツボでした。超絶ときめいた……やばい……。
この二人のいちゃいちゃを見ているだけでハッピーだったし(同性愛描写してもよかったんだよ!?)、1930年代のアメリカ南部の雰囲気や世界観も、様々な立場の人種がごっちゃ混ぜに生きていることも、そして現代パートの爽快感に至るまで、大好きなもの尽くしだった。元気の出るようなセリフの数々、そして過酷な運命すらも鮮やかで、まばゆくて、力強さに溢れていて……。これこそ、ヒューマンドラマというものだろう。
……なんてあたり、最後の最後までその「良くできた映画」だという雰囲気に溺れずに作り切って欲しかったような気もした。難しいことだけれど……。でも『ドライビング〜』はそれが出来てた気がするんだよな。その差は何だか自分でも捉えづらくて、説明できないのですが。星の数は迷ったけれど、ここが星5つのギリギリ最低ラインということで……。

TV放映(2016.09)
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