あれま！登録していなかった。会員証更新する数合わせで観たんだけど、想像以上の傑作だった。ナショナリスティックな目線ですが、こんな映画を海外のスタジオに作られたのはちょっと悔しい！
世界で1億3000万人しか感動できないポイントなんだけれど、よくぞここまで！って位日本のことが調べられていて、美術から古代文学、死生観や哲学まで、映画のフレーバーから根幹部分にまで緻密に反映されている。それが嬉しい。そしてやっぱりこれ、日本人にとっては人形浄瑠璃のアニメ化でもあって、だから、ストップモーションで作られてる意味がちゃんとあるんですよね。
あんまりこういう冒険活劇系はピンとこないタイプなので、全尺まるまる楽しめたかというとそれは違ったんだけれど、ラストの感じとかは本当に良かったなぁ……。お墓に手を合わせたことがある人なら、誰でも突き刺さる物語だと思う（でもぜんぜん、じめっとしていない！）。こういう映画もっともっと作らなきゃね日本人……。
でもなんで、エンディングはジョージ・ハリスンだったんだ。
