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ピンク・フロイド/ライブ・アット・ボンベイのbrianのレビュー・感想・評価

4.5
イギリスのプログレッシブ・ロックバンドであるピンク・フロイドがイタリアのポンペイにある遺跡でライヴ収録された映像ドキュメンタリー。

無人の円形劇場で4人のメンバーが演奏することは大観衆のいる大規模なコンサートとは全く違う趣向であるが、コロナ禍の今となっては違和感がない。

ポンペイの夏の日中の暑さはメンバーが最初に演奏する姿から見ても分かる。
デヴィッド・ギルモア(ギター、ベース、ハーモニカ)とリチャード・ライト(キーボード)は上半身裸。ニック・メイスン(ドラム)はタンクトップ。ロジャー・ウォーターズ(ベース、ギター)はTシャツ。

卓越された演奏による幻想的な音と歴史的な遺跡や絵画の映像が融合されて、フロイドのサウンドが時代を超越したものであると印象付けられる。
中でもR・ウォーターズは創作面の中心的存在だった人物であり、彼なくしてバンドは成り立たないのである。

https://youtu.be/y-E7_VHLvkE
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