山岡

眠狂四郎 円月斬りの山岡のレビュー・感想・評価

眠狂四郎 円月斬り(1964年製作の映画)
3.0
3作目。

生首がコロンと転がってたり、狂四郎に切られた敵の血塗れの腕が映されたりショッキングな見た目のシーンがいくつかある他、所々で血しぶきも見ることができる。
また、橋のセットに火をつけてぶっ壊したり、貧乏百姓の家のセットをなぎ倒したり贅沢で派手なシーンもある。さらに、狂四郎が牢に入れられた状態で複数人から槍で突かれる黒髭危機一髪的な展開など、様々な見せ場がある。

ただ、どれもギミックに過ぎず、いまいち話の面白さにリンクしてこない。
円月殺法の見せ方も前作の三隅研次のようにワンカットではなく、途中でカットを割る興を削ぐ見せ方。3作目にして狂四郎が初めて女性を犯すシーンがあるが、全くもって色気ゼロ。

ギミック的な見どころはあるが、話が全く面白くない。
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