サッカーが好きな高校生の女の子のヴァイオラ。
ある日ボーイフレンドから女子サッカーを馬鹿にされる。
ボーイフレンドを見返すため、ライバル校に転校生として侵入する...男の子として、、、。
男装して兄になりすまし男子寮に住むという、設定自体がコメディのドキドキハラハラ見所たっぷりの学園コメディ。
この邦題、どうなんでしょ。
明らかに『アメリカン・パイ』に絡めてますよね。
どうしてこうなるのでしょう。
とりあえず『アメリカン・パイ』のぱくりだと思いふざけ半分で観たら、本家に匹敵するぐらい面白かった。
何度みても、爽快感一杯でありながらも笑えるお話。
一言で言うと、アメリカ版『花ざかりの君たちへ』ですね。
サッカー少女が双子の兄のふりをして兄の学校へ入り、「サッカーチームに女子はいらない」という母校のサッカー部男子をぎゃふんといわせるという話。
そこで出会った仲間との日常生活、因縁の自分の高校との試合、そして意外な【恋】の連発って感じの内容です。
クラスメイトの女の子に惚れられちゃったり前途多難な生活。
女と男の価値観を垣間見ることができます。
シェイクスピアをきちんと読んだ事がないので、この作品がどれだけ忠実に再現しているのかは分かりませんが、ベースはシェイクスピアの作品『十二夜』だそうですね。
とりあえず、主演のアマンダ・バインズがメチャクチャかわいいです。
他のキャストも役にぴったりで言うことなしだったけど、やっぱりアマンダが圧倒的に格上でした。
アマンダ・バインズ、カムバックしてくれないかな…。
この映画は一見男女差別を訴えているようだけど、本当に伝えたいことはそんな堅苦しいことではないと思う。
人は外見の美しさや性別ではなく、その人が持つ本質に惹かれる。
そんなシンプルなメッセージだと思う。
邦題がなぜ『アメリカン・ピーチパイ』なのか意味がわかんないけど、(原題"She's the Man"でいいんじゃないのか!?と思うけど)、そんなの気にせずに。