ぬまつ

マン・オブ・スティールのぬまつのレビュー・感想・評価

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)
3.2
当時IMAX3Dで鑑賞。スーパーマンシリーズは初見。

前半はすごく好きです。でも終盤がめちゃくちゃすぎて疲れました。
スピード感はあるんだろうけど、それだけ。

「このシーン必要か?」って思うところが何箇所もあったし、
敵のグループは戦ってると思ったらまたなんか船の中に戻ってのんびり作戦会議とか始めるし。
いまいち緊張感がわいてこないんですよね。もし死んでもまたリセットしてセーブ地点から始められるテレビゲームのような感覚で。
どんなにぶっ飛ばされてもケガひとつしない。ただ街が壊されていくだけ。

そんな、人間とはかけ離れたタフさで、果たしてこの無敵野郎がどうやって殺されるのかなと楽しみに観ていたら、あの最期ですよ。
殴りまくっても地面に叩きつけまくってもへっちゃらなのに、意外な攻撃であっけなく終了。
あのずっと続いていた迫力は何だったんだ…。

地球に迷惑かけすぎですよね。
スーパーマンと関係ないものからの攻撃だったら「スーパーマンありがとう!」ってなるけど、
スーパーマンが地球に来たせいでああいう騒動になったわけですからね。
あれじゃ誰もスーパーマンありがとうとはならない。大迷惑大損害ですよ。

どうしても「ダークナイト」シリーズと比べてしまいます。
オープニングの迫力から中盤のアクションにドラマ、ラストの鳥肌まで最高のシリーズであっただけに、今作は残念。狙い過ぎていたような。

音楽は最高でした。ハンス・ジマーさすがです。
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