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映画と恋とウディ・アレンのgcpのレビュー・感想・評価

映画と恋とウディ・アレン(2011年製作の映画)
3.5
完全版を鑑賞。さいきん人に言われていちばん嬉しかった言葉は「今日ダイアン・キートンみたいなファッションだね。」彼女みたいな大人になりたいと常々思っているし意図せず着ていた服だったのでそれはそれは嬉しかった!アニー・ホールは個人的にそんなだけれど(マンハッタン〜はだいすき)ダイアン・キートンとのエピソードがやっぱり良い。そしてスカヨハがウディアレンのことを「友達」と称していたのがグッときた。いま再燃している性的虐待問題について人がどう意見を言おうと人の自由なのだが、ウディアレンが無実を主張している以上個人的に肯定したいと思えるのはわたしも彼を友達のように身近に感じているからなのかもしれない。映画はミッドナイト〜を撮った直後で栄光で終わっているが、高齢になっても良い映画を撮り続けるイーストウッドとは対照的にここ数年の映画はぜんぶイマイチで最新作に至ってはヒドイ!と思えるほど。それでも新作はぜったい観たいし、神経質で饒舌なロマンチストという人間性がだいすきなのだ。数打ちゃ当たる作戦を取れること自体がすごいし過去作を駄作だと顧みてとにかく自分が思う良い映画を創りたい!と言う想いが聞けて嬉しい。彼の作品が名画座で上映されないのは何かの圧力なのだろうか?(知らないだけだったら誰か教えてほしい!)サブスク3社はいっていても無いものが多いけれどバナナ、泥棒野郎、愛と死、スターダストメモリー、サマーナイトは早く観たい!と思った。関係ないけれど、残りの人生映画を観ることに時間を費やしたとて観きれない程の映画がこの世にあるってなんて幸せなことなんだろう。
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