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肉体の悪魔のGijoeGoのレビュー・感想・評価

肉体の悪魔(1986年製作の映画)
3.7
なぜ買ったのか覚えてないがグッジョブ俺。

ジュリアの息を呑む美しさと危なっかしさがとても魅力的に描かれてる本作。

エロチックというよりくっついたと思ったら離れて、でもやっぱりくっついてという展開。

初めは火遊び的な関係から共依存になり病んでいく様が丁寧に描かれている。

唐突にヌードが挟まれるのでドライな衝撃。

SEXシーンは意外と淡々としていて胸を揉んだり愛撫もほとんど無い事務的なのに長尺。寝かしつけてほしいのにファスナーを開けてフェラするシーンはボカシまで入れて丁寧に描いている。

恥じらいやフェチな部分があまりメインでなくド感情芝居重視。時々入るジュリアの長回しが印象に残る。そりゃこんな美人ずっと観ていたいわな。

主演の2人の演技が上手い。
ジュリアが後半ナイトクラブでダンスしてるシーンが凄かった。楽しそうに踊ってたと思ったら曲が変わると急にノレない感じになりそれでも楽しもうと踊るも真顔になって楽しめない。

ラスト、アンドレアの面接中後ろで徐々に感情が溢れて涙を流すシーンは何とも言えない後味を残した。

授業や試験の内容が2人の事を暗喩していてオシャレだと思った。

冒頭の屋根の上で苦しんでいた黒人女性はなんだったのだろう。凄く引き込まれた。

裁判のシーンも印象的。被告人がまとめて檻に入れられてるのもそうだが。各々新聞読んでたりそのカゲでSEX始めたり自由過ぎる。

この時代のヘアー描写が海苔みたいなのはパイパンだと性器が写りポルノ扱いにならない為の策か?
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