tmcてむしー

ドリームハウスのtmcてむしーのネタバレレビュー・内容・結末

ドリームハウス(2011年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ダニエルクレイグが画面に出てくると緊張感があるんだけど、今作は「007って休日はこんな感じなのか…」みたいな目線で見てしまったw

主人公のウィル(ダニエル・クレイグ)は出版社を辞め、家族のために郊外の家へと引っ越す。妻リビー(レイチェル・ワイズ)と2人の娘とまさに絵に描いたような幸せな家庭を築くウィルだったが、
その家は五年前に一家虐殺があったとされる家だった。
虐殺について調べていくウィルだが、警察はもちろん、お隣さんのアン(ナオミ・ワッツ)は頑なに口を閉ざす。
虐殺の犯人とされるピーター・ウォードが収容されたという精神病院に行き、ピーターの映像を見せてもらうことに。
するとそこに映っていたのはウィル本人だった。
実はウィルは虐殺の容疑者であり、事件の夜、妻に頭を撃たれて記憶を失っていた。
今までの家族が全て幻だったことを悟ったウィルは失意のまま家へと向かう。
そこに現れたのはアンの別居中の夫ジャックだった。
ジャックは五年前、アンを殺そうと暗殺者を雇ったが、暗殺者が家を間違えてピーターの家を襲い、一家虐殺の現場が作られてしまった。
真実を知ったウィルとアンをもう一度殺すため、ジャックと暗殺者が襲いかかるが、リビーの幻がウィルを助けてくれる。
延焼し燃え盛る家の中で、家族が全て幻であること、全てを受け入れて歩かなければ行けないことを悟ったウィルは、家からなんとか逃げ出した。

というお話。
普通のサスペンスであれば、「実は俺やったんやで」のところからまた一波乱!とはならないよなあと思いながら見ていました。
ダニエル・クレイグは007やドラゴン・タトゥーの女に出ている役者さんですが
どう考えてもめちゃくちゃ強そうなので、リビーが「パパが帰ってきたからもう大丈夫よ」と言うシーンではもう共感しかできないレベルです。
確かに…007ならなんとかしてくれる!笑

ちなみにウィルのファミリーネームは「エイテンテン」という奇妙すぎる名前。いったい何系なんだろう…と思っていたら
収容者番号「Wi11-8-10-10」が「ウィルエイテンテン」になったのだそう。
そりゃむちゃくちゃだよな〜〜笑

アン、絶対不倫相手だと思ったのに全くそんなんじゃなく、普通に優しいお隣さんでした。
記憶なくした系映画の「ブロンドは浮気相手」説を裏切ってくれましたね笑

そんな感じで、俳優陣も豪華でいい映画でした。