tmcてむしー

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのtmcてむしーのレビュー・感想・評価

4.5
2023年1作目

ストーリー
前作から10年後、パンドラに住むナビの女性・ネイティリとの間に3人の子をもうけ、2人の養子を迎えたジェイクは5児の父となっていた。
安寧な暮らしが続く中、突如クオリッチのアバターを乗せたスカイ・ピープルの船がやって来る。

***

六本木でランチした後、念願の4D鑑賞!
実は「まあ、オンデマンドで降りてきたら見れば良いかな」とか思っていたんですが、不意に「アバターは映画というより”体験”です」というツイートが目に入ってしまい
映画館で4D鑑賞しなければ!!!!と使命感に駆られてしまいました。笑
てか4D酔うかと思ってちょっと覚悟してたんだけど、全然大丈夫だった。臨場感があるかは別として、かなり没入感はあった。

いざ見に行ってみた結果、本当に見て良かった。
第一作の時、私は独身でジェイクの愛と冒険にドキドキハラハラさせられたのですが、母になった私にこの映画はグサグサ刺さってきました。
今作で最もフォーカスされていたのは「絆」という概念。
家族の絆、種族を超えた兄弟姉妹の絆、ナビの絆、そしてエイワ(世界)との絆。
正直30超えて全然大泣きしました。絆に弱いんよ…。笑

仲間と家族を守るために森を出て海の民のもとへ逃げ込んだジェイク一家。
そこで新たなナビとの出会いや、魂の兄弟との出会いがあります。
もちろん住む場所が違えば人種が違うみたいなもので、衝突もそれなりにあるんですが、それも子供たちの成長の糧になっていてよかった。
ジェイクだけじゃなく子供たちにも迫っている感じで好きだったな~。
特に孤独を感じている次男ロアクと長女キリの心にフォーカスされていました。
冒頭でネテヤムの出生を見せられて、最後またネテヤムの赤ちゃんの頃の映像が入るの本当にネテヤムの人生や詰んできた経験や生活を思って泣いてしまった。ずるい。

まさにそこに人や生き物が存在して、目の前でそれが動いている、鼓動を感じる作品だった。
なぜかわからんけど今までで一番心に入ってきた気がする。これが4Dの力だとでもいうのか…?!
その没入感も相まって結構きつかったのが、トゥルクン漁。
トゥルクンっていう海の生き物が出てくるんだけど、これを狩る感じはなんかもう、鯨漁だよね?
ナビに対してもだけど、人間の汚さみたいなのがめちゃくちゃ描かれてて結構きつかった。

皆さん結構「長い!」って言ってるんですけど、私は彼らの生活を体験できたのがめちゃくちゃ楽しかったよ。
彼らの進化の仕方が全然違うのとか生活習慣とか掟が違うのがめっちゃ好きでした。
存分に楽しませてくれてすごくハオ!