Yu

ザ・レイドのYuのレビュー・感想・評価

ザ・レイド(2011年製作の映画)
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深夜、疲れからかザ・レイドを視聴。
車を降りるとそこは生存率5%の狂ったマンションだった。
体感一時間に及ぶ集中砲火。確実に目がサメる。圧倒的多勢に無勢のなか目で追うことのできない手数で敵をなぎ倒す。なぎ倒される。頭が覚醒する。
ここでヤバイのはほとんどの戦い(本編の3/4は血と汗が飛び散る)でインドネシアの格闘術シラットが使われ(しかもみんな熟練)銃や刃物はオプションに過ぎないことだ。最強の矛と最強の盾があったとしても最後に頼れるのは、一番興奮するのは、肉体である。
主人公ラマももちろん魅力的だが圧倒的存在のマッドドック。コイツが全てを持っていく。ラマ&アンディvsマッドドック戦は息をする暇がない。
全編通して余裕なんてものは一切なく考えるより先に一手、二手、三手と拳、肘、足、膝が飛び出しそこで行われる鍛え抜かれた肉体と肉体のぶつかり合いは暴力というより会話に近い。
映画最強のハリウッドと比べる必要のないアクションを突き詰めた最強の映画。東南アジアのアクション映画からは今後も目が離せない。
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