マルメラ

ロックアウトのマルメラのレビュー・感想・評価

ロックアウト(2012年製作の映画)
2.7

多少、無理矢理な所もあるし、作りが荒いなと思う所もあるが、まぁ楽しめた。

まず、良かったところから。
マギー・グレイス!!
「96時間」でtakenされる娘役の人ですww
でも、96時間の方が可愛い。

ガイ・ピアースのキャラクター。
常にギャグを言っていて、それがかなり笑えた。
これは吹き替えの功績かもしれないですが。

では、どの部分が無理矢理か。

まず、宇宙から身一つで成層圏を突破してパラシュートで着地って!!
どんだけだよ!!
未来の設定とはいえ、ちょっとww

未来の設定というと、主人公が逃走劇に使うバイク。
一輪っぽい感じで、「AKIRA」っぽいなー。えぇやん。えぇやん。
と思っていると、他の車は普通に現代と変わらないトラックや軽自動車。
そこも工夫しようよ!!

さらに言うと、未来のモーテルなのに未来感がまるで無い。
そこはテレビがなくてホログラムとかさ!
なんか、未来感出そうよ!

あと脚本でいうと、宇宙の刑務所が実は人体実験の機関だったという展開。
いる?いります?
いや、やるならその黒幕が大統領だったとかさ。
何か最後に一捻り加えるとか、それによって娘を殺して証拠隠滅するのか、それとも娘を助けて自分が捕まるのかみたいな、そういう葛藤作れるじゃん!!

あと、所々葛藤が弱いかなー。
大統領の娘のお付きが、いきなりドアの開閉ボタンに発砲するんですけど、ロックボタンとかさ。
何か他にやり方無いんかね?

そんで、酸素だか窒素が減って自殺されますが。
あそこも、大統領の娘に「ダメ、やめて、ダメ」とか言わせといて、笑顔で自殺するとかさ。
なんか、ほんの少しの工夫が弱い気がする。

まとめ。
設定モノで、それなりに軽快。
荒い部分は大いにあるが、まぁ目を瞑れなくもない。
午後ローを録画した方は暇な時にどうぞ。
TSUTAYAとかゲオでレンタルするほどではないかなと。
マルメラ

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