マリー・アントワネットの朗読役シドニーにレア・セドゥ。
先に観た「マリー・アントワネット」は華麗な全盛期を描いてるのに対して
使用人であるシドニー目線のアントワネットの時代の衰退を描いてるので
ストーリーとしては こちらのが面白い。
豪華な暮らしぶりは さほど描かれてはなく
民衆が反乱を起こしたその後になります。
いよいよ宮殿が危ないという時にでも
王妃はポリニャック夫人(愛人)と愛を確かめ合ったり
刺繍の見本帳が大事であったり···
一方 処刑リストには 使用人の名前も書かれており
それを見た時の本人のショックと
その後 夜逃げをする様子などが描かれています。
シドニーは心を許した使用人との王妃の言葉でしたが
彼女の愛人が田舎に避難する時に
彼女になりすましてドレスをきて着飾って同乗させたのを観ると
やはり 使用人扱いだったのだと感じました。
民衆に襲われ 殺されかねない変装ですから。
彼女の安否などはとうでもよく 切り捨てたのでしょう。
使用人たちが 次々と宮殿を離れたのは
自分の命を守るためという大義名分もあるでしょうが
国王と陛下の人間性を見てきて
彼等も捨てるように夜逃げしたのかもしれませんね。