ぴよぴよ

空気人形のぴよぴよのレビュー・感想・評価

空気人形(2009年製作の映画)
3.9
これは…ファンタジーですね✨
ちょっとホラーになっちゃう場面もあるけど…無垢な人形の冒険ファンタジー🌟

"私は…空気人形…性欲処理の…代用品"

主人公のぞみ=ペドゥナの口から何度も呟かれるこの言葉。寂しいおっさん=板尾創路の性欲処理の代用品としてベッドに横たわる空気人形が、ある日突然心を持ってしまった。

ふと立ち寄ったビデオショップの青年=井浦新に恋をして、おっさんのいない間その店で一緒に働く事に。

ちょっと個性的なまわりの人達とのふれあい。のぞみの心はドンドン成長して、いろんな感情が芽生えてくる。

主人公ペドゥナの裸体が美しすぎる✨スラッと均整の取れた見惚れる曲線…形の良い胸の膨らみ…ミニスカートでチョコチョコ歩く姿はまさにお人形さん。でも…無垢で汚れのないその裸体は、性欲処理の代用品なんだよね。

心を持った空気人形は、生みの親オダギリジョーの元を訪ねる。"産んでくれてありがとう"の言葉が哀しい。

ファンタジーだから思いも及ばぬ展開は想定内?幸せになって欲しかった…無表情な顔が愛おしい。


ペットロボットAIBO🐶を飼ってみたいなぁって子供に言ったら…"お母さん気持ち悪い"って言われた…えっ?そうなの?それって気持ち悪い事なの?代用品ってそんな認識?可哀想じゃん😥


テイストは随分違うけど…アメリカ版空気人形"ラースとその彼女"のライゴズにもう一度会いたくなりました。
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