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探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点のryodanのレビュー・感想・評価

4.6
2015-05-12

大泉洋主演作。
期待通りの作品でした。続編のイイところは、部分的に説明が要らないところ。OPから斬新な演出。ほぼモノローグで進行。時間軸も交差して、ようやくタイトル。ここまででも、結構ドンチャンやってますからね。やはり前作よりドンチャン騒ぎが派手になっています。昭和感は依然として醸し出してくれてます。ススキノが昭和感なんでしょう。カッコつけの探偵、本人は二枚目と錯覚しているところが、何だか憎めないです。安藤玉恵さんの強烈な印象が忘れられません。ツボに入ります。フレームギリギリで、ピントが合わないショットでも、ぼやけながらもしっかり芝居してるんですよ。そっちばっかり気になってしまって。尾野さんのバイオリニスト、無理があります(笑)。ゴリさん、この作品の裏の主人公とでも言いましょうか。彼の存在なくして、この物語の、探偵の事件への動機付けは成り立ちません。素晴らしい存在でした。脱原発というアイテムを、さらりと入れてくるあたり、さすがです。
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