唯

人生、ブラボー!の唯のレビュー・感想・評価

人生、ブラボー!(2011年製作の映画)
3.6
たとえ社会性に欠けていたとしても、人間として真っ当な人は少なからず居る。
ダヴィットはそれに分類される様な人物で、人から愛されるという才能を持った人間だ。
しかしながら、それは彼自身が人を愛することの出来る人だということを表している。
子供に対して絶対的な信頼を寄せるダヴィットの父親がとても素敵だし、そんな父あっての息子なのだろうなあと。
本当に人が良いのよね、ダヴィットは。

同じ遺伝子を受け継ぎ、同じ年代を生きているとしても、正に命の数だけ人生がある。
多くの若者と交錯し、彼らの生活を見守る暮らしは実に楽しそう。
そこに無限の幸せを感じると話すダヴィットだが、何事に於いても、それが幸せかどうかはその人の心が決めるもの。
幸せなことを幸せだと受け取れる、もしくはどんなことも幸せに換えて行ける人間になりたい、ね。
唯