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ゼロ・ダーク・サーティのKotaのレビュー・感想・評価

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)
3.1
“友人が大勢死んだ。生かされた私が決着をつける。”

CIAの女性捜査官が10年以上の年月をかけオサマビンラディン追い詰め、2011年5月2日に殺害したまでを描く実話を元にした話。タイトルのゼロダークサーティーは軍事用語で夜中0時30分、彼女の作戦が成功した時間である。

“ハートロッカー”に続き彼女の作品を鑑賞。やはりとことんリアリティを追求していて、ドキュメンタリーを観ているような気分。CIAの拷問や一般市民の殺害など、アメリカは映画を通じて国内の問題も暴いてしまうから凄い。同僚のジェシカ(ジェニファーイーリー)のシーンはフラグ立ちまくってたけど、やっぱり衝撃。

全体としてちょっと長く感じた。社会派すぎて賞を沢山取るのはいいけど、映画としては個人的に微妙。後半の深夜奇襲作戦とかリアリティ追求しすぎて画面が暗すぎだった。単にあまりこの監督と合わないのかも。“デトロイト“まで観ないと分からないけど。
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