乙郎さん

エンド・オブ・ザ・ワールドの乙郎さんのレビュー・感想・評価

4.0
例えば、世界の終わりを迎えるとして、完全に捨て鉢な態度をとるか、あるいは破滅を乗り越えるべくブルース・ウィリス的な態度をとるか。それが今までの映画で描かれてきた道だったと思う。ただ、この映画においては決してそんな単純化された世界ではない。その分、ひょっとすると実際に世界が破滅する時ってこんな感じなのかもなという気分にさせられる。物語のクライマックスで破滅間際まで仕事に従事していたある人物がふと見せる私的な側面に心打たれた。
乙郎さん

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