ゆう

風立ちぬのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

風立ちぬ(2013年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

今までタイミングを逃し続け、ようやく鑑賞する事ができました。

期待以上に素晴らしい作品。
学生の時に見たらこの作品を理解できなかったかも知れない。

夢の為に真っ直ぐに生きた主人公。
これは惚れてしまうやろ。

序盤の関東大震災の描写が凄まじいものだった。以前に何かの番組で効果音は人の声から作られていると話していたのを思い出し、不気味さが際立っていて地震の恐ろしさを再認識させられました。

庵野さんの声は賛否ありますが、最初こそ違和感あるかなぁと思っていたのですが、主人公の性格に庵野さんの声が不思議と馴染んで聞いていて心地よかったです。
二郎さんの声が庵野さんで良かった。

一つの好きなことに夢中になれる二郎さんが素敵で、映画でも何でもいつまでも夢中になれるものを持ち続けたいと思いました。

菜穂子との再会からの展開は幸せと切なさが交互にやってきて感情がが行ったり来たりで忙しかった。

夢を追い続ける。そしてそれをしっかりと形にしていく二郎さん。しかし実現した先に待つ現実は残酷だ。

それにしても周りのキャラがみんな良い人ばかり。イケメン本庄さんはもちろん、加代ちゃんや黒川夫妻、二郎さん愛されてるな。

良いタイミングで流れる音楽もサントラ聞きたくなる。

コロナ禍の今の状況に通ずるものもあり、今観て良かったと思えました。

一番好きなセリフは
”風があなたを運んできてくれた時から"
菜穂子さんの言葉のセンス好きです。
ゆう

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