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プラチナデータのfilmaholicのネタバレレビュー・内容・結末

プラチナデータ(2013年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

10年も観れていなかった!!
マイファミリーやらVIVANTやらONEDAYやらあまり見ないニノと思っていたのが実はもうこの作品でもでていたというか何ならニノに近いような一般人?TANGみたいな時のキャラの方が実は少なかったなとハッとしたかも。
逃げるのも記憶系も多重人格系も苦しむ顔もなく顔も、見慣れたけどやはり若い、けど下手じゃない、このころから充分うまかったんだな。キラキラアイドルを本当に消すね、スクリーンの中では。

そもそもなぜニノを犯人に仕立て上げたの?そして政治家やその家族にとって都合のいいやり方にされていたのと、鈴木保奈美さんが彼らを殺したのには関係あるの?彼女の中では官僚らはまた別問題?残したい遺伝子とは別件なのかプラチナデータが2つあったということなのかちょっと見てたけどわからなかったから久しぶりに原作読み始めた!!
杏ちゃんまで殺さなくてよかったのに...
と思ったけどそうか、神楽を助けていたから危険人物だったんか。
頭脳のある人が間違った方に狂ったら怖いけど彼女の中では狂ってなかったし間違った方向じゃなかったんだな。
殺したくはないけど止めなきゃいけないで、殺人犯を止めるために刺し殺すのもまた殺人って時、本当につらくなる。死んで当然な人はいないと思いたいけど、レイプ犯や殺人鬼にたいしてそう思えっていうのもそろそろ無理よな...身内が絡んでたらなおさら。なんて。
しかし今観たら灰原哀ちゃんのシステムも思い出される。本にしたのが早かった東野圭吾さんがやはりすごい。この時代に、今で言うと例えばマイナンバーカードや登録の有無、コロナワクチンのしたしていない、国民にとって初体験かつ、周りの皆はどうするの?みたいな。個人で選択できるとしつつ、国によりどんどん一方向へ歩かされるような感覚、もちろん純粋に生きやすいようにしてくれると信じられたらいいんだけど、どうしても国とは言え個人情報を取られるのは怖い、いわるゆなんとなく生理的に国を信頼できない状況、かわらない、そういうのがDNAを採取されていいかどうか、というところから始まるの、興味深い。悪いことしていなければ、防犯カメラに映るなりなんなりやましくなければ採取には別に悪い印象はないけれど、やっぱりきちんと保管されるのかなとは疑っちゃう、漏れたところでどーなんだって詳しくわかっていなくても。そしてやっぱり政治家や偉い人のまわりをかばうものとして変形されたらすごく胸糞悪い。難しいなぁ...
読み直します!!
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