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BLUE GIANTのfilmaholicのネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作が大人気で声優じゃなくて3人とも俳優ってファンからどう観られるんだろうって思ってたら評価高すぎて驚き。
確かにすごかった、山田裕貴君も間宮君も良くも悪くもまんまで、特に大と山田君の熱がマッチしていたのはよかったけどあまりにも二人のまんまで。
なのに天音くんは全然わからなかった...ストーリーも誰が何役かも調べずだったからずっと天音君を待っていて、1時間程立ったとこで社長?になった風で玉田がインタビューみたいなのしてて、そこで、あ、天音君ってやっと感じて、え、じゃあここまでは子役というか笑 誰か別の人が若い時やってる?いやでも他2人は10代からやってる..って冒頭まで戻って聞き直した。ほど、岡山天音を感じなかった、すごかった!!
ストーリーはもちろんいいけど、詳細を知らないから大がなぜあそこまでうまいのかピンとこないというか、とにかく練習練習の努力の天才なのと、たった3年でこれかよ、と雪祈に言わせたあそこくらいで天性の天才と気付く以外にわからなくて、決して優雅に天才になりあがったわけじゃないだろうけど、スムーズに見えてしまうほど、映画になっちゃうと短かったかもしれない。
あとすごく印象的なのは、バーで、はじめましても言わない、メニューの注文も適当、人を見下してる、っていう雪祈への、プレイヤーとして以前に人として調子乗って腐りかかってることを指摘されたシーン。
あれ大人になればなるほど重要でああいうこと言ってくれるような人がいなくなることに気づいた、わざわざ言わない、ほっておけばいい、言うのは気付いてほしいから、気にかけているから、何より期待しているから。っていうのが説明なくとも分かって、怒られるってすごく貴重...って変な刺さり方した。
あとはやっぱり音楽!!!!下手からだんだんうまくなる塩梅とか、めっちゃくちゃうまいこれぞ!!とかどちらも天才的にうまいプロにしかできないことで
アニメに合わせて音をあてるってすごいことしてるなと、いや、当たり前なんかもだけどアニメだからこそどういうカラーでも映像にでもできるからこそ映像に負けない音や、聞こえてくるものが映像として、表情として視的に入ってくる塩梅がすごかった!!
3人も楽器はそんなしないだろうに、演奏しながらの吐息とか息の上がり方とかすごく細かく勉強したと思う、すごくよかった
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