どーもキューブ

ボクたちの交換日記のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ボクたちの交換日記(2013年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウッチャン監督、房総スイマーズの行方



原作鈴木おさむ。脚本、監督内村光良。



お笑い芸人コンビで、日本映画学校出身のご両人

ウッチャンナンチャン

コンビニのコントギャグは、もはや鉄板ネタでありました。

(コンビニ、レジ精算にて)
店員(確かナンチャン)「あたためましょうか?」
客(たしか?ウッチャン)「ハイ、、、。」
店員、お客様をギュッと抱きしめる(笑)

「夢で逢えたら」でダウンタウンと共に大ブレイク
「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」
「ウリナリ」とゴールデンタイムに進出

いくつかの事件や山を経て、ナンチャンは、「笑っていいとも」を倒しかけた裏番「昼ナンです」の帯司会に!

ウッチャンは、結婚を経て「世界の果てまで行ってQ」から「スクール革命」「内村さまーず」までピン司会まで登りつめております。

そんなウッチャン、夢は映画監督。チャップリンを大尊敬し、「七人のオタク」ではクリソツといわれた、大ファンのジャッキーアクションに挑んだりしました!

映画監督、処女作は、ウッチャンが大好きな映画「がんばれベアーズ」にちなんだ野球スポコン物「ピーナッツ」(未見)

二作目はついにお笑い!映画 それも漫才コンビの青春物。

主演は、なんと小出君とチビノリダーこと伊藤君!ちょっと面白そうと思ったものの、見逃してしまい、ジュネオンユニバーサルDVD準新作レンタル鑑賞いたしました。



やぁ良い意味で裏切られて良かったです!

ちょっと音楽が軽すぎるなぁとか
前半説明がながいなぁ終盤ちょっと長いなぁとか編集リズムがあれだったり、
もう少しちゃんと房総スイマーズのネタをしっかり見たいのが、見せてくれないので、もどかしさも感じたりしたんですが、

涙こそなかったんですが、ウッチャンの伝えたかった苦々しい時や苦々しい涙やあったかいモノが伝わった気がしました。

はじめは正直「M-1」物みたいな漫才成り上がり的な感動作品だと

かなり前半の交換日記のくだりから思ってきたのです。また物語もグングン盛り上がっていきます。

しかし

この映画がやっぱり一番素晴らしく、そしてウッチャンがこだわったと思うところが 中盤以降で、

決定的な交換がコント師二人の、房総スイマーズにおとずれます。

二人人生の交換が決定的に変わっていきます。
これは驚きでしたね、よく映画化も許されたなぁと思っちゃうほど芸人の華やかさと裏の事情が、コンビならではの芸能界事情とともにラストまで魅せてくれます。必見!涙ポイントでもあります。

それがなかなかの悔しい感じと生活臭が漂うドリームダウンなドラマを魅せてくれます。
悪意がある見方をすれば、この二人は、、、という映画なんですが、

ウッチャンは、悲哀と明るさを込めながら中盤以降大胆に魅せてくれます。これには思いがけず、びっくりしてしまいました、いや、思わず

「えーーーっ!」と声だしちゃいました!

ウッチャンの暗い側面というか感動や笑いよりもラストに芸人のつらい側面を魅せた事にとっても良かったと思いました。

原作とどう違うかわかりませんが、ウッチャンの表現したい笑いの苦しみみたいなもんが込められていましたね!

ウッチャンの直球勝負のお笑い悲哀物語にびっくりした監督二作めでありました!

小出君の髪型と全力のギャグ。なんかレッド吉田の匂いがしたなぁ、あのギャグ!小出君の素晴らしい芸人な感じ良かったですねー!ヤリキッタ感伝わりました。

彼女役の出ました!長澤まさみさん!普通な感じの彼女を好演!いやぁベッドのくだりの長澤さんの足に度胆を抜かれた、魅了されました。 男性必見!

そして伊藤君の生真面目な感じ良かったです!


佐々木蔵之介、カンニング竹山、瞬撮のさまーずまで素晴らしいチョイス


ぜひ房総スイマーズの交換日記の行方をごらんください!




さて
ウッチャン監督の素晴らしい二作め

ぜひ夢を交換してみましょう!

房総スイマーズとともに!


追伸
たまに小出君がリュウシオンに見えた。小出君すまん。けど似てると思った。
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