彦次郎

アフター・アースの彦次郎のレビュー・感想・評価

アフター・アース(2013年製作の映画)
2.6
人類から捨てられた地球に不時着した親子。負傷した父親の代わりに息子が信号を発するビーコンを探しに出かけるSF。
西暦3072年と全く予想のつかない1000年後の地球ですが放置されたことで無事に大自然あふれる姿となっておりました。違いといえばアーサなる怪物が跋扈していることぐらいでしょう。
父親が伝説の兵士という設定は演者のウィル・スミスに準えているのでしょうか息子の名前も偶然なのかキタイ(日本語だけど)となっています。
姉の死というトラウマを抱えた息子が大自然をサバイブしながら成長を遂げていくという王道的な展開。西暦3072年にしてはショボイ武器を使うのもサバイバルがテーマなためなのかもしれません。
話はシンプルでよいのですが余計なSF要素で却って話が濁った気がします。元々は現代の設定だったのでそのほうが良かったのでは老婆心ながらに感じた次第。
画面外からも伝わる親バカ臭…もとい親子愛が印象的。息子を売り出すためにシャマラン監督にウィル・スミスが自分の企画を売り込んだのではと邪推してしまいそうです。生臭そうな企画成立から公開後の時化た反響までをまとめた「ドキュメンタリー・アフターアース」を公開希望!
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