うーん…
子供を後になって交換するってこと=捨てる
ではないか。
大人社会において血縁の違う子供を育てる事についての観点は2つしかなくて
1. 血の繋がった子供を育てるべきだ
2. 今の子を手放すことになる
なんかこの辺がちょっともう大人目線すぎて、この映画あんまり入ってこなかった。
#
養子として育ったという人に先日会ったけれど、その人の家庭はめちゃくちゃ裕福でいろんな英才教育を受けてるようだった。身なりも上品で趣味も良くてね…
で、この映画に興味が出てきたんだけど、
日本では血縁関係というのは絶対的なもののような位置にある。そんな日本において、養子にしろ、この映画みたいに後になって交換されたにしろ、子供が「自分は親と血が繋がってない」と知っていると、いつ親子関係を解消されるか不安にならないだろうか?
(恋愛に血縁関係がないから不安定で婚姻届を出すのと似てるかも)
親子関係を解消される不安から、子供は親の理想を自分の将来と思い違ったりしないだろうか?彼らにとって自由に生きることの妨げにならないだろうか?
この映画には子供の不安はほとんど出て来ない。親の理屈で子供は親のエゴをまとった人形でしかない。自分が育ててきた人形も自分の分身だが、血を分けた人形も自分の分身だ。さぁ、どっちを選ぶべきか?
そんな短絡的な問いが投げられている。
うーん…
#
もうその子との関係はカモンカモンも虚しく秒殺されたので、感想を聞けない。