ノルウェイの森より、村上春樹感あったな
ま、人間臭くないセリフと人間臭くない表情と、BGM少なめ、セックスの話を真顔でする、死者について語る、等を盛り込めばそれなりに村上春樹もどきになるんだけど。
個人的に一番、よっしゃ!と思ったのが、
音楽がジムオルークじゃね?って思ってたらやっぱジムオルークだったところ。
ジムオルーク、寒い日本に会いすぎる。
なんだろうなぁ、ちょっと救いがある映画だと思うので、そこまで凹んだりはしないけど、ちょっと疲れてる時に観る映画だと思う。(決して疲れてる時に観てはいけない)
車の上についてる窓って、タバコ吸うためにあるのかってくらい、いいシーンだった。 岡田将生が真顔で語るシーンもなかなか良かった。
あと、広島からちょっと北海道ってのは、もう現地着くまで、自分の見間違いだと思ったね。アホですか?
誰とでも割とセックスしてセックス=コミュニケーションみたいなスタンスの作風なのに、ドライバーとはセックスせず、なんかお互い分かり合ってますみたいなトーンで、長距離のドライブ行くあたり、共感できる部分がない
いや、村上小説の台詞に人の血が通ってないのも、別に共感を求めるものじゃないからなんだろうな。日常で遭遇できない変な視点からの物語の提供が村上小説の1番の価値なんだろう。