かなり哀しい話ではあるし、考えさせられる物語ではあるけど、私はちょっと苦手…
作りが悪いとかでなく、とにかくどこを切っても痛々しすぎるのと、同じアジア人だからだろうか、あの独特の陰湿さが自分の身近に蔓延っているもののように、肌身に染みるからかもしれない。
えも言われぬ気持ち悪さというのか。
もちろん男は悪党だったと思う。 でもその復讐のやり方が、同じくらい陰湿に感じるし、債務者からの恨み節とか、映画全面に、実にベターっとジメジメした空気が充満していて、見ていて息苦しいのです。
これが欧米のスラム街とかだったら、どことなく他人事としてストーリーを傍観出来るんだけどね。
同族嫌悪に近いものかもしれないね。
原題わかんないけど、嘆きのピエタという邦題の通り、ひたすら嘆きに満ちた映画でした。