ヴェルヴェっちょ

真夏の方程式のヴェルヴェっちょのネタバレレビュー・内容・結末

真夏の方程式(2013年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

東野圭吾原作、福山雅治が天才物理学者・湯川学を演じる「ガリレオ」シリーズの劇場版第2作。

手つかずの美しい海が残る玻璃ヶ浦で海底資源の開発計画が持ち上がり、その説明会に招かれた物理学者の湯川学(福山雅治)は、宿泊先の旅館「緑岩荘」でひとりの少年・恭平と出会う。やがて旅館の近くで男性の変死体が発見され、遺体の身元が「緑岩荘」に宿泊していた元捜査一課の刑事・塚原正次だということがわかる。地元警察は塚原の死を転落死として処理しようとするが、現地入りした捜査一課の岸谷美砂(吉高由里子)は、塚原の死に不可解な点があることに気づき、湯川に事件解決への協力を依頼する。 塚原は16年前に発生した元ホステス・三宅伸子(西田尚美)殺害事件を担当し、容疑者・仙波英俊の逮捕に尽力した刑事だった。起訴された仙波は罪を認めて服役したものの、出所後の消息は不明。塚原は、仙波が本当に犯人だったのか疑問を抱えており、仙波の故郷である玻璃ヶ浦を訪れたのだった…。

もちろん、前作「容疑者Xの献身」の好評を受けての今作なのでしょうが、前作ほどにはハマらず。 なぜだろう、と考えるうち、設定のツッコミどころが積み重なり、ボディブローのようにきいてきたのかな、と。
例えば、子ども嫌いの湯川が10歳の少年と「共闘」する不自然さとか。
あるいは、金をせびりに来た初対面の三宅伸子を、中学生の成美が衝動的に殺すところとか。初対面なのに?
全体としての整合性は取れているだけに、余計に気にかかる!