マルメラ

許されざる者のマルメラのレビュー・感想・評価

許されざる者(2013年製作の映画)
3.0

頑張ってる邦画だとは思う。
美術とか、ロケとか、色々。
役者もメインどころは妥協せずに選んだかなっていう印象。

ただ、イーストウッド版には敵わない。
日本的な設定に変更した結果、どこかゴチャゴチャした感じがした。

最後のアクションの見せ方も好きではない。
序盤に出てきた女郎の屋敷⁇宿⁇なら、二階に続く階段が真ん中にあり、階段を使った闘い方とか、二階から狙われたりとか。最大の見せ場としてのアクションにはなっていなかった気がした。

柄本明の殺され方も、中途半端。
あそこは、残虐性をもっと際立たせて。
見てる側が佐藤浩一ここまでしなくても。。。って思うようにしなきゃ意味がない。
リメイクだから、柄本明がどうなるかは知っているが。それを台詞で説明するだけでは最後の滅多殺しに乗れない。
柄本明の人生を否定するような殺し方を取るべきだし、それを渡辺謙自身が目の当たりにするべき。

このように、個人的にはイマイチな印象でした。
李相日監督はアクション苦手なのかな⁇
「怒り」に期待。
マルメラ

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