怪獣が街に現れ、人類は巨大ロボに乗って戦う。『ド』が付くほどの王道ロボット映画。
ロボのデザインは細みというより太くマッシブな印象。アクションにも重量があり、ちゃんと『生き物VS重機』が描かれていた。
『最初っから必殺技とか使わない』という『あるある』も『敵の思考は常に共有されていて学習されるのでまだ使っていない兵装はピンチにならなきゃ使わない』という設定で補っており、細かいところまで説得力が詰められている。
先に書いたとおりこの作品は『王道』であり、悪く言うなら真新しさはほぼ無い。なので新しい話が観たい！という人にはとことん合わない作品だと思う。
この作品を視聴する上で一番必要なのは『いっけー！ぶっ倒せ！』と無邪気に観てはしゃげる少年の心を持ち合わせているかどうかと感じた。
パッと観た感想では『ダサい』演出が多く出てくるのだけれど、それをダサい演出の映画ではなく『そういう物』として受け取れる人には大ウケする作品だと思う（少年の心）
暴れる怪獣、対する巨大ロボットの構図が好きな人は絶対に観るべきだ。望む物が手に入るであろう。
観客以前に制作スタッフに愛され世に放たれたのだなぁ、と感じる作品だった。好き
