このレビューはネタバレを含みます
人々が未知の恐怖に苛まれた時どうなるかを描いた作品。
街に濃霧が立ち込み霧の中から化け物が襲ってくるという設定で、化け物よりも恐怖に支配され誤った情報を信じ切った狂人のほうが怖かった…
なんとか事態を改善しようとする主人公の行動がもう笑っちゃうくらい裏目に出っぱなし。
間違った判断ではない、と感じるだけに都度主人公と共に落胆しながら視聴していた。
原作では描いていないほんの少し先のことを描いたラストに改変されている。劇的に話が変わるわけではないのだけれど、グッと来るものがある。
終始楽しい話ではないので、気分が沈んでいる時に観るものではない。とてもしんどくなる。けど大好き。