乙郎さん

タリウム少女の毒殺日記の乙郎さんのレビュー・感想・評価

タリウム少女の毒殺日記(2012年製作の映画)
2.0
これは「コミュニケーションを一切描くことなく映画が成立するか」という実験なのだろうか。
正直な感想を言えば、楽しめたといえば楽しめたが、健全な楽しみ方ではない。映画としての出来は優れていない。90年代の残滓としての部分の00年代をさらにコピーした感じ。 
独りよがりな人物を描いているが、作品自体は独りよがりではなくある種の客層を想定した製作意図を感じぬ。倉持由香の異物感(目力の強さ、手足の長さ、巨尻ゆえのミニスカートのありえない形)などは画面映えしていたと思うが、演技はやや難あり。
乙郎さん

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