きんゐかうし卿

バトル・オブ・ロサンゼルスのきんゐかうし卿のネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

 
 
 
 
自宅で鑑賞。米国のオリジナルビデオ。ストーリーは悪くないが、映像はドコかで見掛けた様なのばかりでオリジナリティが乏しい(殆どが廉っぽいCGに頼ったSFX、母船はマットペインティング処理!)。更にシナリオは尺稼ぎの無駄としか思えないグダグダの遣り取りが繰り返され、全体のテンポを著しく落としている。また本筋を見失いかける程、無駄なエピソードも多い。登場するエイリアン“ケオル”は眼の大きい蜥蜴の様な顔に三本指と今時、余りお眼にかかれないステロタイプ。バッドテイスト満開の愛すべきモロンムービー。40/100点。

・日本刀を担いだおばさん“カーラ・スミス”を演じるN.ピープルズ、ドコかで憶えのある名前だと思ったら昔観た『ザ・デプス('89)』に出ていた。他にも気になったのを列挙すると──バッチリお化粧をした戦闘機を操る女性パイロット達、何をしに出て来たか判らないE.デルイターの“アーンステッド”、滑走路や管制塔すら無いコテージ風の建物が並ぶロサンゼルス北部空軍州兵基地、約8km先の第7地区MJ-12迄攻撃するUFOを避け乍ら徒歩で移動する一同、採石場にしか見えない秘密基地、レーダー等を使わず目視で指示を出すR.P.ダニエルの“ウェイクス”司令官は戦闘機を竹槍で落とす様に飛行するUFOを拳銃で撃ち落そうとしたり(射程距離と云う語をご存知でしょうか)、機密事項を何でも喋ってしまうT.アベルの“メイコン”大佐、ドコか誤解の有る描かれ方をしているMJ-12、人質解放の為らしいが結局何がしたのか判らないエイリアン軍、ローテクで命中率がやたら低いエイリアンの兵器の数々、正に驚くべき未来の動力「真空管」と「宇宙の力」……等々、もうお腹一杯です。

・鑑賞日:2012年4月5日
★☆ 某サイトより転載 ☆★