リラリオ

スノータウンのリラリオのレビュー・感想・評価

スノータウン(2011年製作の映画)
3.9
オーストラリア南部のアデレード郊外に住む16歳のジェイミーは、無職の母と兄、弟たちと貧しい生活を送っていた。
隣人のジェフリーと交際する母→留守にするのでジェフリーに子供たちを預ける→実は、ジェフリーはド変態ショタコン野郎→子供たちは裸の写真を撮られ、ジェイミーは性的虐待を受ける。

何事もなかったように過ごすジェイミーたち→ご近所のピンク大好きニューハーフが家にやって来る→「あんた、アイツに子守り頼んだっしょ…その間子供たちが…」→母はブチ切れ→「うちの子供たちに何したんだ!この野郎!」ジェフリーをタコ殴り、警察に通報→が、すぐに釈放される。

母に新しい彼氏ができる→名前はジョン(J多いな笑)→ジョンはジェフリーに嫌がらせをしまくる→夜中、バイクでブンブン騒音攻撃→家の窓にソフトクリームで落書き→ジョンの悪口大会開催→嫌がらせはエスカレート→ジェイミーを巻き込む→カンガルーの死体をバラバラにし、玄関前にぶちまける。
このクレイジーな嫌がらせでド変態は引越しをする。ド変態が街から去り、一件落着と思いきや…兄からも性的虐待を受けているジェイミー。

異常性愛者の情報収集をするジョン→ジョンに懐くジェイミー→2人仲良く坊主にする→ジョンの家に泊まる→異常性愛者の写真が貼られた壁→グリーンカレーをゴチになる→「ヤラれるの好きか?」→「えっ?(なぜ知っている…)好きじゃない」→「だったらどうにかしろ。黙っていたらヤラれ続けんぞ」

ジョンはジェイミーに銃を渡す。そして自分の飼い犬を撃ち殺すように命令する。

ジョンの狂気の暴走は止まらない…ジェイミーの友達でジャンキーのバリーを殺し、死体を見せる→泣きじゃくるジェイミーに後始末の手伝いをさせる→ジェイミー兄を拷問し殺す。

身近に住む性癖異常者たちを根絶すべく、次々とぶっ殺しまくるジョン。
「奴らはゴミなんだ。消えても誰も気づかない…」ジェイミーはジョンに支配され、徐々に命令に従う…。

オーストラリア・アデレード郊外ソールズベリーで実際に起きた「スノータウンの男女12人猟奇殺人事件」を基にした物語。
いや…恐ろしやでした。静かに淡々と話が進み…そこがまた不気味で…。
カンヌ映画祭をはじめ各国の映画賞を総なめしたのも納得っス…。
久しぶりのマジ鬱映画でした。
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