斬切りバーニー

きっと、うまくいくの斬切りバーニーのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
3.0
おぉい、ものすごく素敵なタイトルだな!
まさに今、ある案件の結果待ちである私にとって、一番必要としている言葉だ。

そんな思いから願掛けの意味も込め、見始めた訳だけど……ん? なんか、うまくいき過ぎじゃない?

それにしても鬼学長の悪行が完全スルーされているのは、如何なものか。教育者である立場と権力を振りかざし、学生に非道な圧力をかけ、自殺に追い込んだことは、決して許されるべきことではない。しかも、あろうことか一人死んでるんだぞ。その学長を最後、良い人でまとめてしまうのは、なんだかなあ。モヤモヤ。

そこがどうにも私には解せなく、だけど『学ぶ楽しさ』について改めて思い出させてくれる良い映画だ。それが自分のやりたいことなら尚更である。好きこそ物の上手なれ。

小中学校は義務教育だからともかく、自分が選んだ高校や大学に、確かな理由と意義はあったかな。周りに流されてはいなかったかな。

あの頃、怖気づいて出来なかったことを、遅ればせながら大人になってから取り組んでいる。うまくいくかどうか分からない。でも、きっとうまくいく。そう信じたい。