Amber

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命のAmberのレビュー・感想・評価

3.8
ルークは勝手すぎる。
ロミーナの前からいきなり姿を消し、子供ができていたと知ったら、ロミーナの彼氏を殴る。
どんどん負のスパイラルに陥って行く。
銀行強盗にも手を出して…。
でも息子を愛していたのは本当だろう。

エイヴリーも、中途半端な倫理観で、ずる賢く世を渡って行く。でも妻は離れ、息子は素行不良。それでもルークが持っていた家族の写真を財布に入れて持っている。

15年後、ルークの息子ジェイソンは自分の父親のことを探り当て、自分の生き方を模索する。
不器用ながら、親子の絆ってすごいんだなと改めて思わされた。
世の中、善悪も白黒もはっきりせず、やるせなく生きざるを得ないことも多いということを示されたような気がする。
そしていつも、重要なところで出てくる松林。
この監督の映画3本とも、重くて考えさせられる、良作。

今となってはかなりの豪華キャスト。
デインデハーンって、チューリップフィーバーの彼だ!って途中で気づいた。
コフィー役は「ドリーム」にも出てたマーシャルアリ。今回も良い男の役でした。

エヴァメンデスはセクシーすぎる。
Amber

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