アントワーヌ(MB14)は、会計を学ぶ大学生で、スシ店でアルバイトをしている。
ラップが得意で、団地の幼馴染達とつるんでいる。
ある日スシをパリオペラ座のガルニエ宮にデリバリーしたところ、ふとしたことからオペラ歌手のアカデミーの生徒と言い合いになり、オペラを一節歌ったことから、教師マリー(ミシェルラロック)の目に留まり、熱烈にスカウトされる。
次第にオペラの虜になっていくアントワーヌだが、学費を出してくれている兄や、友人達には言えず、だんだん関係が壊れていき…。
割とオーソドックスな才能発掘ものですが、オーディションのシーンは泣けました。
MB14のことは初めて知りましたが、素晴らしい才能の持ち主なんですね。
マリーの過去をもう少し掘り下げたり、その後アントワーヌがどうなったのかも少し描いて欲しかったです。
ガルニエ宮で撮影されているので、美しくてうっとりする箇所はたくさんありました。
無骨で不器用だけどアントワーヌを愛しているお兄さんにもホロリ。
邦題の『人生はハーモニー』は、安っぽくなるのでつけないで欲しかったです。