アンアトウォーカー（タラジPヘンソン）は黒人活動家。CPエリス（サムロックウェル）はKKK支部長。
1971年ノースカロライナ州ダーラムの黒人小学校で火事が起きたことから、白人小学校との統合が議論されることになった。
歪みあっていた二人は、お互いの共通点を見つけたり、アンが、サムの息子を助けたことから距離が縮まっていき…。
サムロックウェルとタラジPヘンソンが、演技合戦で素晴らしかったのはもちろん、CPの妻のアンヘッシュもよかったです。
彼女は、黒人差別が賢い考え方ではないことを初めから理解していたように見えました。
そして、『黒人のことが終わったらあなたは何と戦うの？』という問いかけの通り、KKKの夫は何かと戦わないと気が済まないということを見抜いていだと思います。
そして、CPの勇気。自分の今までの考え方は違うのかもしれないと思い、考えを変えることは、関わる人が多ければ多いほど、難しい。
過激派思想から足を洗う時、残されたメンバーはついていけなくなるから、当然CPに対する嫌がらせは起こります。
でもそこで、頼りになるのが、歪み合いの末に友達になったアン。
観た後に、じわっと心が温かくなりました
