このレビューはネタバレを含みます
ファストフード店に警察官を騙る男から電話があったところから始まる、実在の事件をテーマにしたサスペンス映画。
客の金を盗んだという訴えがあったということで、10代の金髪の女性の身体検査を店長にさせるって手口なんだけど、みんな疑問に思わず指示に従ってしまうという話。
怪しさ満点なんだけど、この犯人の変態男がコールセンターを生業としてて、言葉巧みに誘導するから、みんな信じてしまうんだなぁと。
店長の女性から、店員の男性→店長の婚約者→別の店員のおじさんと監視を代わっていくのだけど、店長の婚約者以外の2人は早々にこれはおかしいと言って拒否するが、婚約者だけは指示されるがままにいくとこまでいってしまう。
この胸糞悪さはまさか犯人捕まらないのでは•••と心配したけど、ちゃんと捕まって良かった。それでも嫌な気分がジメーっと残ってる。
私の中では「一筋縄ではいかない中年女性」のトップランナーであるアン・ダウドだけど、今作ではされるがままの店長役で、これまで観た作品にはない感じでこれはこれで良かったな。