理想的な終活です。きっちりと「段取り」を整えてからその日を迎える砂田さんの姿が、本当に大きなプロジェクトを進行管理する現役の会社員のようでした。すごく満足いく終活だったろうなと思います。
きっとお父さんのビデオ撮影の趣味が影響して、この映画の監督さんである娘もカメラを回すことになったんでしょうね。子や孫ができるのはもちろんうれしいけど、こういう形できちんと自分の足跡が残っていくって、すごく幸せですごくうらやましくも感じました。
死はこの世で最後のセレモニーですね。突然死は仕方ないけれど、この映画のようにある程度の猶予があるのなら、やっぱり残る人への引き継ぎは大事だなぁと実感しました。砂田さん、あちらでもお元気で！
