わみにん

孤狼の血のわみにんのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.0
いきなりの壮絶ブタさんシーンに心をつかまれ、もう何一つ気持ちを削がれることなく最後まで見入ってしまいました。んじゃぐぉらー!んじゃわりゃー!連呼の世界に没入です。この令和の時代に昭和のヤクザ映画臭を嗅げるとは思わなかった。

役所さん、ソニー損保で明るく車点検できなくなっちゃうよ、と思うくらいクレイジーな刑事さんだし。やってることはゲスいのになんであんなに渋カッコよく見えるのか謎です。松坂くん、最初はオドオド好青年だったけど終盤に激変。なんかこっちも松坂くんと一緒に刑事として成長した気になりました(ただの主婦です)。

話の泥臭さもいいけど、セットの忠実さもステキ。LARKとかオレンジエイドとか、あんな自販機どっから持って来たんだろう。車ももちろんカクカクで(笑)世代として、あんなセットの中で江口さんがロン毛でなくおっさんになってるのがまたこれ変な感じなんだな。

次回作はこんな雰囲気の中に鈴木亮平さん投入ですか。うわー!見る。絶対映画館で見る。期待値めっちゃくちゃ上がってます↑↑