【サンタクロースが出来上がるまで】
クリスマスの夜、両親と妹を吹雪の中の事故で亡くした少年ニコラスがサンタクロースとなるまでのストーリーが描かれています。
孤児になったニコラスを村の6軒のお家が1年ずつ面倒を見ていたけれど、飢饉が襲って世話するお家が居なくなったために、毎年村に物を売りに来る男の所に行くことになり…と、サンタさんの幼少期はなかなかの苦労人。
なかでも師匠にあたる人は最初は強面で、人買いにでも売り飛ばされちゃうんじゃないかと心配したけど、なんだかんだでみんな良い人だった…良かった。笑
派手なストーリーではないけれど、そこには優しさと感謝の循環、その伝承が綴られています。
雪深いフィンランドの景色や小さな村は美しいし、村人たちの服や家の中はファンタジックで、とかく観ていて優しい気持ちになるお話でした。
でもジャンルが『キッズ』ってなってるけど、ダメよ、ちびっ子が観たらサンタさんは普通のおっちゃんだってバレちゃうわ。もっとミステリアスにしとこうよって思うのは、私だけかしら。笑
(だってこの習慣を伝承したいとか、代わりに各家庭の父親が、とか言っちゃってるじゃん!)