このレビューはネタバレを含みます
ケリー・ライカート監督によるミニマル西部劇ロードムービー。
西部を目指し、荒野を馬車で移動する3家族だったが、土地勘がないから途中で原住民を雇うものの、言葉が通じずになかなか水のある場所に辿り着かないことで、だんだんと疑心暗鬼に囚われていく話。
とにかく展開は少なく、セリフもあまり無いため、めちゃくちゃ眠くなったのだけど、途中で「もうこいつは信じられねぇ」と言わんばかりに原住民を殺そうと銃を向ける男に対して、主人公が銃を向けるシーンは動きが少ないからこそ印象的に映った。
意外にもウィル・パットンだとかゾーイ・カザンだとかポール・ダノが出てる。そんなに目立ちもしないけど。
最後は木を見つけて、もうあいつに着いてくしかないなぁって謎の諦めみたいなのが漂うシーンで終わった。何となくこの作品らしい終わり方という感じもした。