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ショーガールのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

ショーガール(1995年製作の映画)
3.8
ポール・バーホーベン監督1995年作品。1995年のゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の6部門制覇で、後に2000年の特別賞である1990年代最悪作品賞も受賞した作品。そこまで歴史的に最低と呼ばれただけあって観応えはかなりあると思う。

昔からポール・バーホーベン監督の「ロボコップ」や「トータル・リコール」が凄く好きで「氷の微笑」や「インビジブル」もけっこう楽しく鑑賞。ああ、やはりちょっと過激なエロスとバイオレンスに惹かれてしまうのかな(笑)この作品を観てポール・バーホーベンがけっこう好きな監督なのだと思ってしまった。

ヒッチハイクでラスベガスにやって来た主人公のノエミは、トップダンサーとして華やかな舞台に立つことを夢みていた。しかし彼女を待ち受けていたのは、場末のクラブで踊るヌードダンサーという現実だった。トップダンサーとヌードダンサー(娼婦)の境界線をメイン舞台として、ショービジネスの舞台裏のドロドロの人間ドラマを描いている。

乾いた観易いタッチで不思議と飽きない濃厚なエロスを堪能出来る反面、随分酷い女性の本性を描いていて、その恐ろしさと強さに圧倒される。しかしラストシーンは楽しくて爽快に迎える事が出来る。スッキリ!良作!
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