ディズニーによるクラシック（一部ジャズあり）ミュージックオムニバス。
前作の制作費回収が終わったのか60年の時を経ての新作です。相変わらず当時のアニメーション技術、演奏クオリティとして高いクオリティ。前作よりも時間を絞った事で睡眠抑制効果あり。
特筆すべきは「ラプソディーインブルー」、ガシューインによる軽妙洒脱な名曲をシンプルかつ味わいのあるアニメーションに仕立てた大傑作。動きと音楽が1930年代のニューヨーカーの心情とシンクロしています。もっと言えば都会人の孤独が表現されており今作中の白眉と言えるでしょう。
鈴の兵隊（曲名は忘れた）らノアの箱舟を材に取った「威風堂々」辺りも印象的。
しれっと前作の「魔法使いの弟子」も収録されていますが60年後の作品群の中でも遜色のないクオリティの高さはやはり凄いと思います。
