みゆきち

スノーピアサーのみゆきちのレビュー・感想・評価

スノーピアサー(2013年製作の映画)
3.3
吹き替えにて。
原作があるようですが未読です。

地球温暖化を解決するために開発された冷却物質を大気圏に散布した結果、世界が凍ってしまい生物は絶滅。ウィルフォード産業が作った地球を一年かけて走る列車に乗り込むことが出来た人たちだけが最後の生き残りとなったが、この列車の中では階級があり、最後尾車両のものたちは奴隷のような扱いを受けている。
2031年、最後尾で暮らすカーティスは反乱を起こし先頭車両のエンジンを奪い新しいリーダーを据えようとするのだが…

設定が面白い。外に出ると凍え死ぬ、人類はここの列車の中だけとか逃げ場もないなんてなかなかのハードな設定。だけど、出てくるキャラクターをうまく生かせてない気がする。列車のロックシステムをプログラムした人(ソン・ガンホ)をせっかく監獄セクションから出したけど、ドア開けるのたいした感じじゃなかったし、みんな目的達成できずにどんどん死んじゃって。ずっと追ってくるマシンガン撃ちまくるおっちゃんはいったい何者だったのか(大事な人を殺された恨みでしつこかった?)、列車内で撃ちまくったら外気入ってきたらあのスピードで走るのにやばくないのか(乗員が穴を塞いでるシーンある)とか、永久に走り続けるってレールの点検もなにもしないでずっと永遠に走り続けるのは無理だと思うとか、総理のおばちゃんの入れ歯外すのは一体何の意味があったのかとか突っ込みどころも満載で。

BS放送でCMいっぱい入っての2時間枠だったので、もしかしたらカットされた部分があればもう少し納得はいったのかもしれない。
とはいえ細かいこと気にしなけりゃ楽しめました。
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